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2020年2月 6日 (木)

みんなが泣く

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昨年、訪問看護を立ち上げた看護命の友人がこんなことを言いました。

産まれてくる赤ちゃんは大きな声で泣いて、まわりのみんなは幸せな顔で笑って嬉しい涙を流し喜ぶ。
だから人(関わる方)が亡くなる時は、その人に笑っていてほしい。
そしてまわりのみんなが泣くような人生を送ってほしい。

彼女は【生】も【死】もそれぞれ経験豊富。
彼女の世界観に心がゆらゆら。

まわりのみんなが泣いてくれること。
人が亡くなるのだから泣くのは当たり前ではないか?なんて思ったりもしますが、とても難しいことかもしれません。
泣きたいのに泣けない人、泣かない人、泣けない人、悲しくない人、亡くなったことさえ知らない人もいるかもしれません。
人も死もさまざま?

ある日のアロマボランティア。
お子さん、親友たち全員がベッドを囲み、みんなが見つめる中、アロマケアを行いました。

柑橘系が好きな母なので柑橘系をお願いします。
このお化粧品が好きなのですが、これを使ってもらうことできますか?
→もちろんOKです。

この日はたくさん柑橘系を持って行っていたのですが、みなさん選ぶことができずで私が選ぶことに。

どうしてその匂いにしたのですか?
みんな私の発言に耳を傾けます。
→お母さんの好きな匂いだね。
→お母さんらしいね。
→お母さん!〇〇の匂いだよ!

数名のお子さん達が涙を流しています。

7、8名が見守る中、私は施術。
みんなが真剣に私の手元を見てはお母さまのお顔を見て、時に涙し....

この7、8名の方々にはお部屋に漂う〇〇の匂いはインプットされたように思います。
私はみんなの大切な大切なお母さまの状態を私なりに伝えました。
みんなのいろいろな想いも伝わったようで、
→お母さんの呼吸が遅くなった
→さっきより呼吸が楽そう
→お母さんが少し落ち着いた

みんな涙涙です。
泣くのを我慢しているが、1番お母さまに寄り添い、頭や頬を撫でている息子さん。

すすり泣く声も聞こえるので私までもらい泣きしそうで....
ですが、終始、あたたかい空気、愛溢れる柔らかい空気で『お母さまは幸せだな』『こんなにもたくさんのお子さんやお仲間があなたを想って涙を流している』などと思いながらお体をさすり。

お仲間2名が途中退室。
きっと耐えきれなくなったのだろう....

施術が終わり挨拶を。
するとたくさんの『ありがとうございました』の声。
お子さんみなさんが(みんな私より遥かに若い)深いお辞儀でなかなか頭を上げません。
全員が出口までお見送りまでしてくれ、再び全員が深いお辞儀。
私がお礼を言いたいほどでした。

とても素敵な時間を過ごせ、素敵なあたたかいご家族に出逢えました。
この30分はとても濃い時間でした。

すると途中退室されたお仲間が。
目を真っ赤にしたまま何度も何度も頭を下げられます。
ほんの少しお話を....
もうね、人望よ。すべて人望。
〇〇さんだからこうやってアロマも受けれたし、子供達、義理息子、義理娘さんまで駆けつけて離れない。
本物の絆。

とても美しい涙。
素敵なご家族の方々の中で行うアロマボランティアと言うものはうまく表現できませんが『最高の時間』なのです。
例え会話がなくとも空気があたたかい。
上に昇る精油の香りをご家族がより包み込む感じです。
本当に使っている精油の香りが変わるほどです。

今までに大切な人とのお別れやお葬儀を思い返してみると、全員、たくさんのご家族や親族、仲間たちに囲まれ、みんながみんな泣いていたな。

あれ?何の話だったか?
今年は『死』に関する映画を観ては、その関連の本を読んでいるからかな?
あっ。私が観た映画や本は決して悲しくありません。
むしろ、『死』だけれど『あたたかい』内容です。

ある人が言っていました。
どれだけ人にあたたかく接してきたか?
どれだけ人とあたたかい関係を築いたか?

納得です。
また振り返ってみると、みんなあたたかい人でした。
私が関わっている人はあたたかい人が多いです。
私の周りのあたたかくて優しい人達のおかげで、私は今もアロマボランティアを続けていられています。

フリージア。いい匂いだな....
菜の花は可愛いけれど、匂いはちょっと微妙だな....



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